大津市において87坪の木造長屋の解体工事を請けさせて頂きました。こちらの長屋の壁には蔦が這っており、今まで複数の入居者様が暮らしてきた歴史もあります。
建物は道路に大きく面した状況だったので、重機の搬入も問題なく行う事ができました。これが重機を使用しないで手作業となると、長屋と建物の大きさも広い分、見積もり金額も大きく変わってきます。今回は道路幅も十分あるので、電線に引っ掛けるなどの事故に注意しながら重機を使用して解体を行いました。
また長屋は1つの建物に複数の世帯が入っている分、多くの廃棄物を分別していかなければなりません。重機を使って壊す前に、まずは廃棄物の撤去とガラス、壁などに使われている石膏ボード、照明器具、屋根葺き材……と1つ1つ手作業で取り外して廃棄物の分別を行いました。
解体で出る廃棄物のほとんどはリサイクルされていますので、今回解体させて頂いた大津市の木造長屋で使われていた部材も、どこかで新しく生まれ変わって活躍するのでしょう。
廃棄物の分別は、法で定められていることではありますが、このような環境にやさしい取り組みには積極的に協力し、また工事の安全性と確実性を守って解体工事を完了しました。