大津市で鉄骨造店舗兼住宅(53坪)を解体行いました。鉄骨造の建物なので、木造よりも頑丈な分、どうしても解体する場合に振動や騒音が発生しやすくなります。また解体作業時間も長くなりますので、事前にそうした前提でお客様とも解体工事の計画を行わなければなりません。
鉄骨造は、名前の通りに柱や梁に木ではなく、鉄を用いて建てていく手法です。木よりも頑丈で耐久性もあるので、地震等の災害に強いと言われています。
頑丈な分、解体にも労力と時間が必要ですが、解体された後の鉄骨は金属系の廃棄物の有価物として引き取られてリサイクルされていきます。
北京オリンピックが開催された際に鉄骨造の会場「鳥の巣」が建設され、それに伴って鉄の需要が増して価格がどんどん値上がりしたニュースが流れたこともありました。
鉄骨造の建物は、そうした貴重な鉄をリサイクルすることで工事費用の圧縮から環境を考えた解体工事ができます。
こちらの住宅兼店舗の建物でも、養生を行った後に廃棄物を分別しながら作業を行っていきました。
全て一気に壊してしまうと楽に思えるかもしれませんが、分別作業の事を考えると、分別しながら解体を行う方が効率的なのです。もちろん金属系の廃棄物は全てリサイクルを行って環境にもやさしい安全な工事を目標に行っています。